聖マリアンナ医科大学病院リハビリテーション部
高知リハビリテーション学院理学療法学科
2002 年 3 巻 p. 13-17
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脳卒中片麻痺患者2症例の脚伸展筋力を経時的に測定し,下肢機能の回復過程を下肢支持力の点から検討した.2症例とも,経過中にBr.stageは変化せず,膝伸展の分離運動が困難な時期には膝伸展ピークトルクの測定も不可能であった.これに対し,脚伸展筋力の測定は初期から可能で,かつ脚伸展筋力の改善は,歩行自立度や歩行速度の改善を反映していた.以上のことから,重度の麻痺を有する症例においては,下肢支持力として麻痺側下肢機能を把握する必要が示唆された.
高知リハビリテーション専門職大学紀要
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