行動リハビリテーション
Online ISSN : 2758-7924
Print ISSN : 2186-6449
クロスリアリティを用いた行動リハビリテーション教育の発展
斎藤 和夫鈴木 誠磯 直樹岡部 拓大趙 吉春山本 淳一
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研究報告書・技術報告書 オープンアクセス

2024 年 12 巻 p. 6-11

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抄録
行動リハビリテーションの分野において,学習者は多岐にわたる高度な専門的知識と実践的技能を習得しなければならない.このような課題に対し,仮想現実や拡張現実の技術が次世代の有効なツールとして期待されている.仮想現実(Virtual Reality)はヘッドマウントディスプレイ等を通じて現実とは異なる仮想空間に対象者を没入させる技術である.拡張現実(Augmented Reality)は,スマートグラス等を通じて現実空間に仮想的な情報を重畳させる技術である.仮想現実や拡張現実は総称してクロスリアリティ(Cross Reality)と呼ばれている.クロスリアリティを系統的に活用することで学習者が高度な専門的知識と実践的技能を効果的に学習できる.クロスリアリティを活用した教育システムを発展させるためには,技術の開発者,養成校の教育者,臨床現場の療法士の三者が連携し,行動リハビリテーション教育に効果的なコンテンツを開発・普及させていく必要がある.
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© 2024 行動リハビリテーション研究会
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