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こころの健康
Vol. 13 (1998) No. 2 P 72-79

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http://doi.org/10.11383/kokoronokenkou1986.13.2_72


精神障害者についての理解を得るために, 行政では住民に対し広報を行っているが, その広報が精神障害者に対する住民のイメージの変化をもたらしたかどうかを検証することはほとんどない。そこで, 高知県立精神保健福祉センターでは, センターが実施している広報 (ポスターと広報紙) をモニターしてもらい, 同時に精神障害者に対するイメージを把握する試みを行った。本研究は, 継続調査の特性を活かし, モニター経験を通じてのモニターの意識変容を捉えようとするものである。その結果, 7割弱の者が精神障害者についての考え方に変化があったと答え, イメージも変化した。モニター経験によって, 精神障害者に対する肯定的イメージはポイントを上昇させ, 否定的イメージではポイントを下降させる結果となった。このことから, 継続的な広報紙やポスターによる広報が精神障害者に対するイメージの変化をもたらす可能性があることが明らかになった。

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