信州大学医学部内科学第一教室 [日本]
2020 年 4 巻 12 号 論文ID: e00083
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薬剤性肺障害患者213例の臨床像を検討したところ,年齢中央値は69歳で,性別は男性が150例(64.9%)と約2/3を占めた。原因薬剤は抗悪性腫瘍薬が129例(55.8%)と最多であり,近年薬剤性間質性肺炎の報告が増加してきている分子標的治療薬に分類される薬剤は58例(25.1%)であった。診断は除外診断であり,患者背景や各種検査所見を総合的に判断して診断する必要がある。治療は被疑薬の中止と副腎皮質ステロイドの投与である。
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