抄録
本論文は、WWW上で動作する対話的な学習支援環境について述べている。本システムは、学生と教官間の遠隔授業などでコミュニケーションを可能にするものである。教師は黒板を使用する感覚でPartyChatとPartyDraw機能を使用できる。講義の中で、学生はこれらの機能を使用し随時教師に質問でき、教師も同様な手段を用いて即座に質問に答えることができる。学生のアンケート結果からシステムの評価を行い期待どおりの効果が得られていることが確認できたが、同時にシステムの改善すべき点も明らかになった。これらの対応策についても紹介する。