コンピュータ&エデュケーション
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研究論文
大学生のタイピングに対する苦手意識の分析
小林 渓太 酒井 郷平
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キーワード: タイピング, 苦手意識, 要因
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2022 年 52 巻 p. 48-53

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抄録

 タイピングが苦手な学生は年々増加しているが,いつどのようにして苦手になったのかは明らかにされていない。本研究の目的は,タイピングが苦手になる要因を明らかにすることである。大学生を対象に質問紙調査を実施したところ,中学1年生や高校1年生など進学時に苦手になりやすいこと,特に高校生で苦手になる生徒が多いことが分かった。その理由をテキストマイニングにより分析したところ,①キーボード入力を難しいと感じたこと,②入力が遅いと自覚したこと,③PCに触れる機会がないこと,④授業やテストでできなかったこと,⑤周りと比較してできなかったことの5つの要因を得ることができた。

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