抄録
高等学校新カリキュラムの「総合理科」において、生徒自身が"学ぶ道具"としてネットワークシステムを活用する姿を紹介する。県民参加型の「電子琵琶湖博物館」をつくることを大きな目標にして、様々なアプローチで学習活動をすすめている。プレゼンテーションや電子会議により、学びそのものを深めることを重要視しており、コンピュータの操作自身を学ぶことはまったく目的にはしていない。ここでは教室LANおよび公衆電話回線を介した、「Netwareによるファイルサーバ」、「HyperCradによるコマンド交換」、「FirstClassによるネット通信」がネットワーク上に生徒主体の学び空間をつくる大きなパワーとなっている。