1964 年 33 巻 6 号 p. 480-483
1) 愛知県下 (丹羽郡, 江南市, 犬山市, 小牧市) の養蚕家から採集した42点のほこりについて, Bacillus thuringiensisの検索を試みたところ, 14点 (33.3%) において本菌の存在を認めた。
2) 分離したBuillus thuringiensisは蚕に対して, いずれの菌株も病原性 (毒性) を有することが認められた。
3) 分離したBacillus thuringiensisは5分間以上の煮沸によって, その毒性が失なわれた。