日本蚕糸学雑誌
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絹繊維の応力-歪曲線に関する研究
I. 繭糸の応力-歪曲線について
片岡 紘三坪井 恒青木 昭
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1975 年 44 巻 1 号 p. 17-20

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抄録

生繭の外層部からクリンプの形態を残したままの状態で繭糸を剥離し, そのS-S曲線を測定したところ, 2ケ所に屈曲点のあることを見つけた。その原因は繭糸の屈曲部における2本のブラン間の長さが交互に1.4%異なっているためであり, その結果, 2次降伏は繭糸の屈曲部の短い方のブランの1次降伏によってもたらされる。また, これは繭糸を構成する2本のブラン間の力学的な違い, および屈曲部と屈曲部間との力学的な違い等によるものではない。

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© 社団法人日本蚕糸学会
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