高分子化學
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イタコン酸誘導体の重合と重合体の研究
第2報 イタコン酸ジアルキルエステルの共重合
永井 進吉田 経之助
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1960 年 17 巻 177 号 p. 77-79

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抄録

イタコン酸ジエチル, ジイソプロピルおよびジオクチルエステルをそれぞれ塩化ビニルと共重合させて, アルキル基の変化により共重合性, 共重合速度, 共重合体の粘度がいかに変化するかを検討した。その結果MRRはγ1≒0.06, γ2≒5-7 (MI;塩化ビニル) であリ, イタコン酸エステルの少量の添加により塩化ビニル単独の場合に比して単量体消費速度は急減し, 共重合体粘度も急低下した。このことはエステルの種類にかかわらずほとんど同じ現象で, さきに得たイタコン酸ジメチルの結果ともほぼ一致する。

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