1995 年 52 巻 2 号 p. 105-109
種々のオリゴ (アクリレート) の光反応特性をUVを照射し硬化反応を連続的に測定するシステム (UV-FTIR) を用いて評価した. DPET-6A (ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート) が評価したオリゴ (アクリレート) の中で最も優れた反応性を示すことが明らかとなった. このDPET-6Aとアクリル変性したポリマーを用いて感光性ソルダーレジストインキを調製し, 硬化塗膜中の各官能基の反応率について評価した. 二重結合, エポキシ基, およびカルボキシル基の反応率を赤外分光光度計, 電位差滴定装置を用いて測定した. 硬化塗膜中の各官能基の反応率と絶縁抵抗値の関係についても検討を行った. 絶縁抵抗特性は硬化塗膜中の橋かけ密度に大きく影響されることが明らかになった.