高分子論文集
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示差走査熱量測定によるガラス転移温度の決定
木村 悟隆相澤 啓佐西尾 嘉之鈴木 秀松
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1996 年 53 巻 12 号 p. 866-868

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抄録

示差走査熱量測定 (DSC) より, 高分子のガラス転移温度を正確に決定する方法はRichardson法として知られているが, この方法が実際に適用された例は限られている. このノートでは, 個々のDSC装置に合わせてプログラムを自作することなく, 市販のソフトウェアーを用いてパソコン上で, Richardson法を適用するに必要な, 一連のデータ処理を実行する方法の一例を述べる.

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© 社団法人 高分子学会
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