2005 年 62 巻 2 号 p. 64-68
可溶性バナジウム錯体V (mbd) 3/ジエチルアルミニウムクロリド系触媒によるプロピレンのリビソグ重合を利用することによって, ポリプロピレンの末端にスチレソ誘導体やメタクリル酸誘導体を導入できることが報告されている. これらの官能基を有するポリプロピレソはマクロモノマーとして利用することが可能である. チタソ錯体/メチルアルモキサン (MAO) 触媒系で末端にジビニルベソゼソを有するポリプロピレンとスチレンを共重合することによって, ポリスチレンとポリプロピレンを有する新しいグラフトコポリマーを得た. また, 末端にエチレングリコールジメタクリレートを有するポリプロピレンとアクリル酸をラジカルで共重合することによって, ポリアクリル酸とポリプロピレソのグラフトコポリマーも合成することができた.