2024 年 45 巻 p. 165-182
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2019年に入手した寿岳章子の日記群の最後の部分を対象として、生の章子がいかに学び、焦り、喜びを感じたかを掘り下げる試みである。本稿では京都府立西京大学(後に京都府立大学と改称)の専任講師を経て助教授に昇進した時期の、章子の多彩で豪華な人々との交わりに焦点を当てる。学会活動を通じて知り合った、多くの学者、研究者との交流を通して、章子がそれぞれの人物をどう観察し、何を学び取ろうとしていたかを見ていく。さらに、この間、ほぼ毎週のように書き続けた書評の実際を探りながら、その精力的な活動を紹介する。
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