熊本県理学療法アドバンス
Online ISSN : 2759-3096
臨床現場で働く理学療法士が研究に取り組むということ: 多忙な毎日の中ではじめの一歩を踏み出すために
神津 玲
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2025 年 2 巻 p. 2-

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抄録

 本稿は,多様な場で働く臨床理学療法士が,なぜ研究に取り組む必要があるのか,そして多忙な診療の中でいかに第一歩を踏み出すかを論じたものである.特に,毎日の真摯な臨床現場から生まれるクリニカル・クエスチョン(CQ)を出発点に課題を明確化し,PECOあるいはPICOに基づくリサーチ・クエスチョン(RQ)の定式化,倫理的配慮のもとでの測定・評価,データ管理,解析,学会発表・論文化へと至る一連の流れを平易に整理した.さらに,対象者と理学療法士自身双方のメリット,時間確保や業務負担軽減の工夫,チームでの取り組みなどの重要性を示し,「臨床家だからこそ研究を」というメッセージとともに,現場発のCQが良き臨床家と有益なエビデンスを生むことを強調した.

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© 熊本県理学療法士協会
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