関西造船協会講演概要集
平成15年度秋季造船三学会連合大会 (内関西造船協会)
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波浪域における巡視船の曳航実験
*原 正一星野 邦弘湯川 和浩山川 賢次
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p. 000018

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抄録

波浪中における曳船と被曳船の挙動、操船方法及び曳航索張力の特性を把握することを目的として、2隻の巡視船により曳航実験を実施した。実験海域は、伊豆大島の東方で半径5海里の円内海域である。まず、両船別々に漂流実験を行い、次に曳航実験を行った。 この実験では、緊急救難曳航を前提とし、船首部を損傷して船首部からの曳航が困難な状態を想定して、被曳船の船尾側から曳航索を引き出す船尾曳航についても船首曳航とともに実施した。曳船と被曳船の正確な位置をムービングKGPSシステムによって計測し、曳航索張力との相関、シミュレーション計算との比較を行い索張力の推定法を検討した。

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© 公益社団法人日本船舶海洋工学会 2003
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