関西造船協会講演概要集
平成16年度秋季造船三学会連合大会(内関西造船協会)
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海上輸送危険物の漏洩の人的影響に関する基礎研究
*劉 平健小林 英一
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p. 5

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抄録

近年の化学産業の成長に伴い、有害な液体物質輸送量は増加している。そのような物質はその複雑な特徴のために、海上や大気中に漏洩すると、 環境に対して重大な影響を及ぼす。本論文は、上海の港湾内で四塩化炭素が荷揚げまたは荷降ろし中に漏洩した場合を想定し、周辺大気中環境に与える影響や危険度解析について述べたものである。平均の気温、風向、風速、拡散やリスクに関する各種係数を仮定し、数値解析とコンピュータシミュレーションにより、漏洩事故が周辺住民に与える発ガンリスクなど重大な健康影響について解析・評価を行った。そしてこのような手法が、漏洩後の住民の安全性確保に有効であることを示唆した。

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© 公益社団法人日本船舶海洋工学会 2004
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