部分構造合成法のなかのモード合成法に分類される方法について取り上げた。Guyan の静縮小法、CraigのCMS法、Benfieldの不拘束モード法、長松の区分モード合成法、CastanierのCCモード法および矢川・青山の固有モード法の6つの理論についてそれらの解法を統一したマトリックスの形で表し、その特徴をのべた。立体骨組および薄板モデルに対してそれらの解法の拡張・補填をおこない本研究独自の解法を導いた。また、これまでの解法が主に固有値解析法のみを扱っているのに対し本研究による方法では、伝達関数の解析法およびモード変換による時刻暦解析法を示した。応答計算に際して、減衰の異なる部分構造の定式化について述べた。