1.課題
(1)客室の前壁に正面窓が装備できない場合、複数人掛け椅子席を船首向きに配置すると、船首方向の展望はほとんど効かない。
(2)複数人掛け椅子席は腰掛け前面の隙間が狭いので、通路から各椅子席への離着席が不自由である。
(3)複数人掛け椅子席の向きは通路の向きと並行であるので、着席者の視界内に移動者が侵入した場合、目障りである。
2.解決策
(1)椅子席室の中心線部に延びる通路を設ける。
(2)上記通路からそれぞれ延びる複数の左右方向枝通路を設ける。
(3)両端が上記枝通路に狭まれ、かつ上記通路に関し集団離反式配置の複数の一人掛け椅子席又は二人掛け椅子席を設ける。
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