関東東山病害虫研究会報
Online ISSN : 1884-2879
Print ISSN : 1347-1899
ISSN-L : 1347-1899
農薬の部
長野県におけるキュウリ褐斑病菌の数種薬剤に対する感受性
山岸 菜穂川上 暢喜
著者情報
ジャーナル フリー

2010 年 2010 巻 57 号 p. 107-109

詳細
抄録
長野県内の夏秋栽培および抑制栽培のキュウリで発生したキュウリ褐斑病菌のボスカリドおよびアゾキシストロビンに対する感受性を検定したところ,ボスカリドでは92.4%,アゾキシストロビンでは98.9%が耐性菌であった。耐性菌に対する防除効果は2剤ともに低かった。また,チオファネートメチル,ジエトフェンカルブ,プロシミドンに対する感受性を検定した。チオファネートメチルに対しては100%耐性菌であった。ジエトフェンカルブに対しては,感受性菌2.7%,弱耐性菌71.4%,中等度耐性菌24.9%,強耐性菌1%であった。プロシミドンに対しては100%感受性菌であった。
著者関連情報
© 2010 関東東山病害虫研究会
前の記事 次の記事
feedback
Top