関東東山病害虫研究会報
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虫害の部
ニラのネギアザミウマに対する高温処理および薬剤による殺虫効果
福田 充森島 正二和氣 貴光
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2010 年 2010 巻 57 号 p. 67-69

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抄録

ニラのネギアザミウマに対する薬剤による防除は,一部薬剤において殺虫効果の低下が認められるが,スピノサド水和剤,ベンフラカルブマイクロカプセル剤, ジメトエート乳剤のネギアザミウマに対する補正死虫率がそれぞれ96%,86%,94%以上であり,高い殺虫効果が認められた。ニラのネギアザミウマに対する高温処理は成虫で45℃20分以上,卵で50℃25分以上の処理時間が必要であった。しかし,50℃30分処理ではニラ葉縁の枯れが認められた。

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© 2010 関東東山病害虫研究会
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