関東東山病害虫研究会報
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病害の部
六条大麦での登熟過程におけるデオキシニバレノールの蓄積
酒井 和彦野田 聡矢ヶ﨑 健治植竹 恒夫
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2013 年 2013 巻 60 号 p. 15-17

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抄録
六条大麦「すずかぜ」を供試し,赤かび病菌の人工接種および散水処理による多発条件のもとで,登熟過程におけるデオキシニバレノールの蓄積経過を調査した。開花10日後では検出限界以下の濃度であったが20日後頃より検出されるようになった。30日後から40日後にかけて含有率が最大となったのちにやや低下する経過となることが明らかとなった。デオキシニバレノール抑制には,開花期後20日より前に薬剤散布を行う必要性が示唆された。
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© 2013 関東東山病害虫研究会
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