関東東山病害虫研究会報
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病害の部
コンニャク種芋伝染性病害に対する温湯浸漬処理の防除効果(2) ―根腐病に対する防除効果―
柴田 聡桑原 克也
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2013 年 2013 巻 60 号 p. 25-27

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抄録
コンニャク栽培において,種芋伝染性病害に対する種芋消毒技術として,温湯浸漬法の適用を検討している。その一環として,根腐病について,温湯浸漬処理による罹病種芋に対する防除効果,ならびにコンニャク生育への影響を評価し,適用する温湯浸漬条件を検討した。その結果,生子に対しては50℃温湯への40~50分間の浸漬処理が有効な処理条件と考えられ,この条件で根腐病の種芋伝染を抑制できた。また,2年生種球 (約60g個重) に対しては,50℃温湯への40~60分間浸漬で根腐病の種芋伝染を防止したが,初期生育の遅れが認められた。
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© 2013 関東東山病害虫研究会
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