関東東山病害虫研究会報
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病害の部
群馬県におけるイネ縞葉枯病の発生動向
小倉 愉利子酒井 宏小池 隼
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2014 年 2014 巻 61 号 p. 13-17

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抄録
2013年に群馬県全域でイネ縞葉枯病が発生し,イネ縞葉枯病感受性飼料用イネ品種作付けほ場では発病株率が50%を超えるケースも認められた。本県におけるイネ縞葉枯病の多発生は,① RSV の媒介虫であるヒメトビウンカの発生量が増加し,2007年以降に多発年が多いこと,② RSV 保毒虫率の上昇,③感受性食用イネ品種の作付比率が1994年の約20%から2010年以降40%を超えるまで高まっていることなど,複数の要因に起因すると考えられる。
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© 2014 関東東山病害虫研究会
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