関東東山病害虫研究会報
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発生予察支援装置を利用したイネいもち病の地域予測
和田 美佐武田 和男鈴木 剛伸山下 亨新井 利直
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2008 年 2008 巻 55 号 p. 5-6

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抄録
葉いもちの地域予測を行うため長野県農事試験場で開発した圃場設置型の発生予察支援装置を利用して葉いもちの感染予測を行い, 設置圃場の葉いもちの発生状況と比較した。発生予察支援装置を使用すると, 圃場の気象観測結果からBLASTAMに準じた葉いもちの感染予測結果が得られる。発生予察支援装置による感染予測により葉いもちの拡大傾向が予想され, 圃場では予想される時期に葉いもちの拡大が確認された。発生予察支援装置を利用すると, 地域における葉いもちの発生のおおよその傾向が把握できるものと思われた。
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© 関東東山病害虫研究会
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