福岡県中学校社会科講師
2015 年 82 巻 2 号 p. 299-311
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本稿は、明治期に商業学校を海外修学旅行にむかわせたものは何であったのかを、熊本と函館の地に存立した二つの商業学校の事例に基づいて考察したものである。事例設定の理由は、熊本・函館両校の海外修学旅行が地元実業界の強い支持によって実現したからであり、その取り組みと地域の課題意識との結びつきが見えてくるからである。海外修学旅行のはじまりの史的背景の一端が、本稿を通じて明らかになると考える。
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