東京学芸大学
2019 年 86 巻 2 号 p. 188-200
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教育学研究の在り方を歴史的に考察する一つの試みとして、本稿は大正新教育の実践家たちによる研究の特質に着目した。実践家たちの研究が、「教育の事実」に基づく教育学の必要性を訴えた澤柳政太郎の問題提起に共鳴するネットワークの中で成立したこと、理論研究と実践研究の不可分な関係認識のもとで、「実験」の価値を自覚するものであったことを示し、受容史のアプローチによる「教育学研究史」の可能性を提示した。
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