東京学芸大学・院生
2021 年 88 巻 3 号 p. 381-393
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教育の世紀社による池袋児童の村小学校の構想は、その革新性が評価される一方、実践現場には混乱をもたらしたために計画性の欠如が指摘されてきた。本稿は、同校の構想過程を海外新教育情報から受けた影響に着目しながら再検討した。その結果、設立者たちがトルストイの実験学校をモデルとしていたことと、彼らが初期の混乱を意図的につくり出そうとしており、そこには教師を自己変革へと促そうとする企図が存在していたことが解明された。
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