日本大学
2022 年 89 巻 4 号 p. 692-703
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本稿では、ドイツの思想家テオドール・W・アドルノがアメリカでの亡命時代に執筆したプロパガンダ研究を検討した。アドルノのプロパガンダ研究では、プロパガンダの構造が詳細に検討されるとともに、その対抗手段としてカウンター・プロパガンダについても言及されていた。そこで示唆されていた大衆に対する啓蒙的な働きかけの構想が、ドイツ帰国後に発表されたアドルノの教育論へどのような影響を与えていたのかを考察した。
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