杏林医学会雑誌
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学術フロンティア研究「生活環境に起因する健康障害に関する包括的解析」を終了するにあたって
金森 政人
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2005 年 36 巻 1 号 p. 14-17

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抄録

杏林大学大学院保健学研究科「学術フロンティア推進拠点」は, 1998年度より準備をすすめ, 1999年度にその枠組みを決定, 申請を行った共同研究プロジェクトである。2000年5月に文部科学省, 私学振興事業団の選定を受け発足した。本研究は, 現在の生活環境に起因する様々な健康障害を解析し, さらにその成果の効果的な公開法を確立し, 社会への還元を目指すものである。本学保健学研究科の分子生物学, 臨床医学および心理学の研究者を中心に組織し, 国の内外を問わず各分野で実績のある学外の指導的研究者との密接な連携を保ちながら共同研究を展開することを目的としてスタートした。保健学研究科にとってははじめての組織的な, また5年間という比較的長い時間をかけて推進する研究プロジェクトであった。I. 研究の経過と概要 本プロジェクトにおける研究課題と役割は, 次の通りである。1)環境汚染物質に関する研究 (1)土壌環境評価指標としてのミミズの分子生物学:性分化機構の解析(保健学研究科, 蒲生忍教授らのグループ)

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