植込みペースメーカー症例の長期管理の目的は,患者の健康管理と共に,植込み装置の電池消耗程度の検査,故障または機能不全の早期発見など,ペースメーカー使用安全性を確保する為の特殊検査を含む。著者らはこれらを再検討し,より簡便なパラメーターとして,ペースメーカー刺激数および刺激幅に注目し,これらの精確な測定がペースメーカーの電池消耗装置の作動状態をよく反映し,ペースメーカー管理上有用である事に言及し,これを簡易に測定する測定器について述べ,Patient-self checking systemの可能性を論じた。