九州理学療法士・作業療法士合同学会誌
Online ISSN : 2423-8899
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第25回九州理学療法士・作業療法士合同学会誌
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当院看護職における腰痛と要因の関連について
_-_アンケート調査による検討_-_
*楢原 貴雄白土 瑞穂奥屋 暢人末松 直子
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p. 42

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抄録
作業の実態および腰痛と作業要因や環境要因の関連を調査することを目的として、当院看護職108名を対象にアンケート調査を実施した。腰痛の悪化している人ほど腰部保護ベルトまたはコルセットの使用頻度や介護リフトの使用頻度や前屈姿勢を取る頻度が多く、不良姿勢を避ける取り組みや仕事の自動化・省力化の取り組みも行い、腰部捻転の頻度や重症患者の介助者人数は少なく、作業スペースの確保を考慮し、設備の高さや配置の考慮は行われていないと考えていた。今回の調査結果より、腰部保護ベルトまたはコルセットの使用、介護リフトの使用、不良姿勢を避ける取り組み、仕事の自動化・省力化の取り組み、腰部捻転、作業スペースの考慮において腰痛が軽度あるいは無い段階で予防対策を講じる必要性や前屈姿勢を取る頻度、重症患者の介助人数などの腰痛を悪化させる作業要因や設備の高さや配置などの環境要因を改善する必要性が示唆された。
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© 2003 九州理学療法士・作業療法士合同学会
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