2026 年 77 巻 3 号 p. 125-133
ツトガ科ヒゲナガノメイガ亜科Steniini族は幼生期が既知の種のほぼ全てが腐食性であることで特徴づけられる.一般に腐食性の幼虫は隠蔽環境に生息することが多く,そのためSteniini族についても幼生期が判明している種は少数に留まる.本研究では,Steniini族に属し,これまで幼生期が未知であったハナダカノメイガ Camptomastix hisbonalis,ヒメハナダカノメイガ C. septentrionalis,シロモンコノメイガ Glycythyma chrysorycta,クロフキノメイガ Nacoleia sibirialis,コガタシロモンノメイガ Piletocera sodalisについて,市販の汎用人工飼料を用いて採卵飼育を行い,幼生期の形態および摂食様式を明らかにした.