2017 年 16 巻 p. 35-47
Wikiを教具として何年も教室で使ったとしても、その使い方の可能性は、無限といっても過言ではない。Wikiの融通性は、様々な教育環境の中で多様な学習を展開にさせることができる。学級の人数や学習課題等にかかわらず、学生の求めるもの、指導者の指導内容や方法などそれらすべてに対応することができる。これは、小・中・高・大学のどのレベルにおいても同様である。これがWikiの教具としての利点である。また、図やグラフ、写真、ページのリンク、アンケート、表計算、ビデオのダウンロードなど、いろいろなことができ、英語はもちろん様々な言語での利用が可能である。学生は学内・学外で自分のパソコンやスマホ、タブレット等でも24時間つながることができる。ブログ作り、文化についての学習、旅行についてのリサーチ、TOEICのための学習、プレゼンテーション作り、個々または、協同のライティングなど様々な学習に利用することができる。セキュリティーにより、学生の個人情報は守られ、不審なメールや有害な情報からも守られている。