2023 年 21 巻 p. 1-17
本論文は,公立中学生に対して動機づけ (内発的動機づけ・外発的動機づけ), 無動機と学習意欲減退要因 (興味の欠如,内容の関心,教師の行動,失敗の経験) に関する質問紙調査を行い,全体傾向,要因間の関係性,学習者の特徴を明らかにしている。調査対象者は公立中学生1年生~3年生の388名であり,内訳は1年生122名,2年生144名,3年生122名であった。結果として,内発的動機づけや同一視調整が高い傾向にあり,無動機が低い傾向にあった。また相関分析では,無動機が学習意欲減退要因と正の相関関係にあることが明らかになった。クラスター分析では,学年全体として3群に分かれ,動機づけ高位群・中位群・低位群があり,これまでに明らかでなかった動機づけや無動機、学習意欲減退傾向に関する中学生英語学習者の特徴を明らかにした。