日本物流学会誌
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「新食糧法におけるコメ流通と物流シミュレーションの研究」
三木 楯彦松尾 俊彦吉田 茂劉 金
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1997 年 1997 巻 6 号 p. 73-80

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抄録

「主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律」、いわゆる新食糧法が1994年12月制定 (95年11月施行) され、コメは政府による全量管理から部分管理に移った。コメ流通の規制緩和により日本の食糧管理法の改正を初め様々な変革が進みつつある。この研究は、コメ物流の合理化の観点から新・旧食糧法におけるコメ流通の変化と物流シミュレーションのモデル化を取り扱う。
この論文は、まず新・旧食糧法におけるコメ流通のモデル化に必要となる概念と枠組みを述べる。特に、コメ流通の管理は、コメの長期保管特性のため生産だけでなくて、コメの在庫・輸送・販売も大きな要素として扱う必要がある点が特徴と言える。次に物流シミュレーションによる研究の前提となるコメ流通の最近の動向と問題点を論じ、コメ流通のシステムダイナミックスによるシミュレーション・モデルの必要性とこれのモデル構築と分析について述べる。最後に結論と今後の課題を述べる。なお、この研究は「平成8年度日本ロジスティックスシステム協会による助成研究」に基づくものであり、日本物流学会第14回全国大会 (1997.9) において報告した。

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