2026 年 6 巻 1 号 p. 1-15
本稿は,松本信用金庫を事例として,地域金融機関における業績評価システムの変化と地域貢献指標i Bank indexの活用を検討するものである。課題解決型金融の導入とともに,件数重視から質重視への転換が進み,本部と支店の協働によるOJTを通じた支援を通じて行員の支援力向上が図られた。i Bank indexは顧客企業業績の相対改善を示す指標であるが,本事例においては信条システムとしての機能を果たし,地域密着型金融の理念的成果を可視化させる可能性があることを明らかにした。