マーケティング・サイエンス
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解釈レベル理論とマーケティング
─ 解釈レベル理論のモデル化 ─
阿部 誠
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2015 年 23 巻 1 号 p. 1-9

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抄録

近年,社会心理学,消費者行動学で展開されている解釈レベル理論(阿部 2009, Trope et al. 2007)は,消費者行動学の研究にも広がりつつある(Hamilton and Thompson 2007, Kim et al. 2008)。マーケティング・リサーチの手法に応用した本誌の竹内・星野(2015)のように,今後は実務のマーケティングでも重要な役割を果たすと考えられる。解釈レベル理論の適用を促進する上で,特にマーケティング・サイエンスの観点から有用な拡張が理論のモデル化であろう。プロスペクト理論における価値関数や確率加重関数のように,モデルを用いることは消費者行動分析のフレームワークとして大変,有益である。ここではモデル化の一つの試みとして,割引解釈レベルモデル(阿部ら 2015)を紹介する。

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© 2015 日本マーケティング・サイエンス学会
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