本稿は,Microsoft社のWord・Excel・PowerPointを用いて作図した事例を挙げ,そのプロセスを記述しながら,(1)データの視覚化に関する資料,(2)視覚化の手順,(3)作図方法と留意した点,(4)画像の変換と原稿への挿入,(5)保存形式と送付形態,について述べるものである.具体的には,量と内訳の比較図,データを掛け合わせた立体図,構造を示すピラミッド図,状態を示す四象限図,地域特性や分布を示す地図,割合の変化を示す図,量の推移を示す図,複数のデータの変化と背景を示す図,手順と流れを示す図,年表,について取り扱う