計量国語学
Online ISSN : 2433-0302
Print ISSN : 0453-4611
研究資料
言語研究の分野におけるKH Coder 活用の可能性
樋口 耕一
著者情報
ジャーナル フリー

2017 年 31 巻 1 号 p. 36-45

詳細
抄録

本稿では筆者が開発・公開しているテキストデータの計量分析用ソフトウェア「KH Coder」について,言語研究の分野で活用するための手順を紹介する.第一に,KH Coderの主な機能と開発の狙いを紹介することで,このソフトウェアの全体像を示す.KH Coderはもともと言語研究の分野ではなく,社会学・社会調査分野という異なる背景の中で開発されているので,活用のためには全体像を把握しておくことが有用であろう.第二に,KH Coderを言語研究の分野で用いるためのカスタマイズについて紹介する.たとえば,そのままの設定では,KH Coderは助詞・助動詞のような機能語を無視して内容語だけを分析に用いる.この設定を変更して機能語を分析の対象にする方法や,ソフトウェアが自動的に行なった形態素解析の結果を人手で修正する方法などを紹介する.

著者関連情報
前の記事 次の記事
feedback
Top