松江市立病院医学雑誌
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持続する頚部痛で発見されたランゲルハンス細胞組織球症の1例
上山 潤一佐野  仁志奈良井  哲近藤  康光辻  靖博 靖博
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2024 年 27 巻 1 号 p. 28-32

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抄録
我々は,打撲後の頚部痛を契機に発見されたランゲルハンス細胞組織球症(Langerhans cell histiocytosis;LCH)の1例を経験した.患児は,5歳男児.転倒後に頚部痛が出現,経過中に増悪し,姿勢異常を伴うようになった.各種画像検査で第5頚椎の扁平化と椎弓周囲の軟部陰影像を認めた.全身精査と頚部生検を施行し,病理組織検査によりLCHと確定診断した.LCHは,外傷を契機に発見されることがあり,明確な受傷歴がある場合においても鑑別から除外せず,精査する必要がある.
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