松江市立病院医学雑誌
Online ISSN : 2434-8368
Print ISSN : 1343-0866
大腸癌イレウス症例の検討
西 健倉吉 和夫河野 菊弘吉岡 宏金山 博友井上 淳
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キーワード: 大腸癌, イレウス
ジャーナル オープンアクセス

2002 年 6 巻 1 号 p. 23-27

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抄録
1996~2001年の大腸癌手術症例301例中,イレウス合併症例42例(男24,女18,平均67.7±10.5歳)を対象とし,初診後24時間以内に手術を施行した緊急症例19例とそれ以後に手術した待期症例23例について比較検討した.占拠部位は直腸に多くみられたが,イレウス発生率としては横行結腸に高率であった.肉眼分類は2型,壁深達度はss,a1以上,組織型は中分化腺癌が多く,stage分類はstage IVの症例が42.9%を占めた.手術に関しては原発巣切除が85.7%の症例で施行されており,術式では緊急症例の73.7%,待期症例の65.2%が一期的切除+吻合であった.術後合併症は創感染が最も多かったが,いずれの検討においても緊急症例,待期症例の間に有意差は認められなかった.術後合併症による死亡は,80歳と94歳の高齢者2例であり,いずれも術前より重篤な合併症があった
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© 2002 松江市立病院
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