松江市立病院医学雑誌
Online ISSN : 2434-8368
Print ISSN : 1343-0866
MRSA感染発症者の臨床的検討 ICT活動報告(第3報)
梅木 富美山田 稔渡辺 正敏田辺 美代子藤原 きみよ坂本 治
著者情報
キーワード: 院内感染対策, MRSA
ジャーナル オープンアクセス

2003 年 7 巻 1 号 p. 23-26

詳細
抄録
松江市立病院の院内感染対策チームは院内感染対策委員会の実践グループとして主にMRSA感染症の減少を目指しており,サーベランス活動の充実を図るためにMRSA感染発症者について臨床的に検討した.MRSAが検出され保菌ではなく発症と主治医が診断し,抗MRSA剤が投与されたMRSA発症25例を対象にした.月別発症者数は4月6例,5~7月各5例,8~9月各2例であった.80歳以上の高齢者が全体の約2/3を占めていた.全例において医療処置を受け,多くが2種類以上の医療行為を受けていた.MRSA感染症の治療はバンコマイシン(VCM)注射17例,アルベカシン注射1例,VCM内服7例であり,注射用VCMは基準外使用と思われる例が8症例に見られた.予後は死亡8例,6ヵ月以上の長期入院2例,退院15例であった
著者関連情報
© 2003 松江市立病院
前の記事 次の記事
feedback
Top