抄録
52歳男,65歳女,75歳男,58歳女,73歳女,79歳男の慢性骨髄増殖性疾患の6症例について報告した.症例1は52歳男で,腹部エコーで腫瘤を認めた.真性赤血球像多症(PV)と診断し,ヒドロキシカルバミドにより寛解維持された.症例2は65歳女で,染色体検査では3/20に異常を認めた.本態性血小板血症と診断さた.症例3は75歳男で,巨大赤血球,赤血球大小不同が認められた.突発性骨髄線維症と診断され,貧血改善を目的として酢酸メテノロンを投与した.症例4は58歳女で,白血球増加が認められ,Ph染色体は12/20とminor partial CRである.症例5は73歳女で,結膜軽度貧血様の現症で,慢性好中球性白血病(CNL)と診断された.症例6は79歳男で,大球性貧血があった.染色体検査でPh(-)であり,FISHでBcr-Ablキメラは陰性(96.2%)であった