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廃棄物資源循環学会誌
Vol. 22 (2011) No. 2 p. 125-139

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http://doi.org/10.3985/mcwmr.22.125

特集:国際物質循環:資源性と有害性

国内の使用済みPETボトルリサイクルは原料の市場価値の変動によって大きな影響を受けており,安定的で持続可能なリサイクルが求められている。本論文では,貿易統計や中国での現地調査によって,PETボトルの国内外マテリアルフローと中国における廃プラスチックリサイクルの概要を把握し,課題を議論した。まず,国内における使用済みPETボトルのマテリアルフローを検討した結果,廃PET輸出量40万ton (2009年度) はその半分程度しか由来を説明できず,国内フロー全体を再検討する必要性を指摘した。次に,日本・中国・香港の間の廃プラスチックの貿易量を分析した結果,日本からの廃PETは対中国直接輸出が増加して30万ton (2009年) となっている。さらに,中国における現地調査の結果,輸入された廃PETはフレーク化やペレット化までを実施する施設が多く,製品製造は別施設で実施されていた。洗浄排水の処理は残渣の処分とともに,環境配慮面の課題としてあげられる。

Copyright © 2011 一般社団法人 廃棄物資源循環学会

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