抄録
本稿では,欧州の動向を中心として,使い捨てプラスチック政策の最近の国際動向を整理した。EU諸国では,40 枚/人・年以内 (2025 年末) というレジ袋削減目標に向けた政策導入をほぼ終えており,現在は REACH 規制によりマイクロビーズをどこまで幅広く禁止するか,レジ袋以外のプラスチック製の使い捨て製品・容器包装の削減をどこまでどのようにするかの調整段階に入っている。世界的にもレジ袋の禁止・課金政策は 60 カ国以上で導入されている。さらに近年,スリランカ,台湾,インド等で包括的な使い捨てプラスチック禁止政策が始まっている。日本も 2018 年の海岸漂着物処理推進法改正で取り組む意向は示したものの具体策はこれからである。プラスチック削減に向けて早急に大胆な取り組みが求められる。