廃棄物資源循環学会誌
Online ISSN : 2187-4808
Print ISSN : 1883-5864
ISSN-L : 1883-5864
特集:リペア・リユースと循環経済
修理する権利を取り戻すiFixitの活動
Elizabeth ChamberlainKyle Wiens
著者情報
ジャーナル フリー

2024 年 35 巻 3 号 p. 187-197

詳細
抄録

iFixitは,カリフォルニアの大学で設立されて以来,20年以上にわたってより修理可能な電子機器の普及を推進してきた。同社は,Apple製品の修理方法を手順ごとに説明するWebサイトとしてスタートしたが,現在では世界的な修理推進団体へと発展し,世界中で修理をしやすくする法制化を支援し,Google LLC や Lenovo Corporation を含むメーカーと協力して,より修理可能な製品作りに取り組んでいる。この記事では,iFixitの歴史を振り返った後,世界的な「修理する権利」運動の成長(米国,EU, アジアでの法制化等を含む) を説明し,修理推進上の残されたフロンティアについて述べる。

著者関連情報
© 2024 一般社団法人 廃棄物資源循環学会

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 - 非営利 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
本記事のCCライセンスは、冊子発行日より1年後に有効となります。
https://creativecommons.org/licenses/by-nc/4.0/deed.ja
前の記事 次の記事
feedback
Top