2020 年 30 巻 2 号 p. 97-100
わが国では、超高齢化社会の進展や、医療等の担い手の減少など社会構造の大きな変化が見込まれていることから、「未来イノベーションワーキング・グループ」(WG)において健康・医療・介護の領域にIoT、AI、ロボット技術などを積極的に取り込んだ2040年を見据え、バックキャストで中長期的な戦略を検討した。その結果、互いに支え合う「ネットワーク型」の社会が理想であり、理想の社会へのアプローチとして、誰もが担い手になれるような時間・空間制約を超える新たな医療・介護インフラの創出や、一人ひとりの状態に合った医療・介護にスマートにアクセスできるような環境づくりが重要と提言されている。