東京医科大学人体構造学講座
愛知医科大学医学部医学教育センター
東京医科大学医学教育学講座 北海道大学大学院医学研究科医学教育推進センター
2012 年 43 巻 3 号 p. 199-204
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献体標本を用いて各部位の名称や機能を問う実習試験と一般的な解剖学的知識を問う筆記試験の正答率を比較して解析した.1)実習試験の正答率と筆記試験の正答率との相関は弱かった.2)実習試験では,通常の筆記試験では測れない能力を評価している可能性が示唆された.3)人体の構造の多様性・個体差の要素が含まれる献体を用いた実習試験と解剖学知識を問う筆記試験の併用は,学生を評価する上で有用であることが推測された.