医学教育
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特集 医学・医療者教育学を学ぶ我が国のプログラム
5. Residents-as-Teachersについて
橋本 忠幸西城 卓也小杉 俊介金澤 剛志長谷川 雄一木戸 敏喜大塚 勇輝菊川 誠
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2021 年 52 巻 6 号 p. 525-531

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抄録

 研修医や専攻医は臨床現場において, 実は指導医的な役割が多く, その重要性を指摘されている. その背景として, Near-Peerとして学習者との近接しており, その近接性には2つの側面がある. わからないことを共有できる「認知的近接性」と, 長い間時間と空間を共有できる「空間的近接性」である. 研修医や専攻医のための指導スキル向上を目的としたプログラム, Residents-as-Teachersプログラムは世界中で展開されているが, 日本ではまだ少ない. 我々は研修医や専攻医にとって必要な指導スキルが何かを研究で明らかにし, その結果を元に1年間のフェローシップを運営している. 規模は徐々に拡大し, 2020年にCOVID-19の影響でオンライン化したが, 課題量・参加意欲・技術的課題の観点からフェローシップを再構成し, オンラインでの実施においても高い満足度を得た.

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© 2021 日本医学教育学会
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